雷から身を守るため、雷・雷雲の性質、雷による人身被害、サバイバル術(避雷方法)、
雷被害者の救助方法など最新知識を詳しく解説。主な落雷人身事故リストへリンクも。


雷の知識 (落雷対策)

ここでは、落雷から身を守るための最新のサバイバル知識を掲載いたしました。

雷の接近がわからず、落雷の集中砲火から逃げ遅れてしまった時は、下記、3.(4)に記した緊急避難方法で、雷から身を守って下さい。但し、これは雷に打たれる確率を少しでも下げるためのサバイバル術でしかなく、身の安全を確保できるわではありません。

落雷にあわない最も確実な方法は、雷鳴が聞こえる前に、雷警報器で落雷の発生・接近を知り、落雷危険域に入ってしまう前に、安全な場所に避難することです。

雷の発生機構・稲妻の正体・電気機器の雷害については、リンク集で書籍や大学などの他Webをご覧下さい。雷現象は、発生原因や稲妻の経路の決まり方なども含め、解明されていない事柄が、未だにとても多くあります。

従来言われてきていた身を守るための知恵も、最近の研究により、一部誤りであることが分かっています。 [ 3.(4)~(5)に、(*1)~(*4)で従来の誤った避雷法を緑色の字で記しています。]

本ページも出来るだけ、常に最新の落雷による人身事故防止対策内容に更新していくつもりです。
ご指摘等ございましたらメール等でお知らせ頂ければ幸いです。

   雷雲と雷の性質
   雷による人身被害
     主な落雷事故リスト
   雷から身を守るには(サバイバル術)
   雷被害者の救助

    (2005/10/6 日本旅行医学会木曜セミナーあおば屋発表資料「落雷事故を防ぐ」

1.雷雲と雷の性質

(1)雷雲

・雷雲(積乱雲・入道雲)の発生条件=「大気が不安定」×「きっかけの上昇気流」
「大気が不安定」
大気上層に寒気があり、大気下層に水分を多量に含む暖気がある状態を大気が不安定という。日本の上空には、四季を問わず、時折、比較的冷たい空気(寒気)が入り込み、嵐、雷雨、大雪など激しい気象現象が引き起こされ、気象災害が発生する。

NHKの天気予報(気象情報)などで、「上空に寒気が入り、大気が不安定になる。」とアナウンスしている時がこれに当たる。
    のマークが、天気図上に表示されたら、雷発生の可能性が高い。
夏季、上空に強い寒気が入る時は、広域で激しい雷雨になる。
(NHKのHPで詳しい気象情報の動画を一部の時間を除き見られる。TV放映画面の静止画像をクリックすると動画が開始される。)

地域別の雷発生予想は、気象サービスの「気象情報-雷発生予想」や、ウエザーニューズの「発雷指数」のページで見ることが出来るが、予報が難しいため両者の危険度の高い方をとった方が安全。

北海道放送HPの500hPa高層気象予報図で、寒気の接近を知ることが出来る。"C"で表示されているのが寒気の中心。500hPa(高度約5,700m)の等温線は太実線で表示。表示されている時刻は、世界時で、UTC=日本標準時(JST)-9時間。

また、強い寒気が上空に無い時でも、夏季、低層に湿度の高い気流(湿舌)が流れ込むと、山岳地帯に限って、雷雲が発生し易い。北海道放送HPの850hPa相当温位予想図で、340K以上がその目安になる。(集中豪雨も同じ目安で警戒。)

おおよその、雷雨発生地域は、日本気象の地球気サイトの航空気象情報の悪天予想図(FBJP)で確認出来る。予報図では雷電と表示されている。

寒冷渦や寒気や高湿度の気流に関する気象庁の詳細な予報は、日本気象株式会社のHPで【短期】予報解説資料 をクリックすると見ることが出来る。(但し、専門家向けの文章になっており、一般人向けではない。)

冷たい空気の中に、暖かい乾いた空気の塊を入れると、暖気の塊は、比重差で上昇する。 上昇する暖気の塊は、次第に周囲から冷やされ、周囲との比重差が減少し、上昇が止まり、大気は安定な状態を取り戻す。
しかし、暖気に水分が多量に含まれていると、冷えづらく、周囲の冷気との比重差は縮まらず、いつまでも、いつまでも上昇を続け、大気は不安定な状態になる。

「きっかけの上昇気流」
この大気が不安定な時に、暖かく湿った下層大気を上空に向けて押し出すきっかけの上昇気流があると、雷雲(積乱雲・入道雲)が発生する。

きっかけの上昇気流は、山にぶつかり山腹を駆け上る風や、低気圧に伴う前線、海風と山風の衝突などである。

・雷雲は、雲の単位(セル)で構成され、次の三種類がある。
単一セルだけの雷雲(成熟期の直径は、4~10km。)
次々と多数のセルが発達する雷雲(多重セル)
多数のセルが同時に活動する広域雷雨
・雷雲の寿命
一つのセルの寿命は、約45分間。(各約15分の発達期、成熟期、減衰期からなる。)
多重セルや広域雷雨の寿命は、数時間~半日。
雷雲の移動速度は、時速5~40km程度。
単一セルは移動速度が速く、多重セルは遅い。

・雷雲の移動方向
単一セル:上空(中層)の風向き
多重セル:中層の風向きより南東向き
前線の場合:前線の移動方向。

・雷雲の周囲では、雷雲から一陣の涼風が吹く。
これを感じたら、雷雲が近くで発達している可能性があり、雲行きを注意深く観察する必要がある。この涼風はかなりの強風になることもあり、砂漠ではいわゆる砂嵐がこれにあたる。

(2)雷雲の放電活動

・放電活動の開始
積乱雲は、成長開始後10分程度で、雲頂が-20℃の温度層の高度(夏で7km、冬で4km)を超える背丈に成長し、放電活動を開始する。
入道雲が「もくもく」と発達していたら、数分後に落雷が発生する可能性が高い。この時の入道雲内の上昇気流は、秒速20m(時速72km)に近い。
(10km先の入道雲の最頂部が、35゜の仰角になると高度7000mになる。)

・放電活動の時間長さと強さ
単一セルの場合、35分以下と短く、発雷数は少ない。
多重セル・広域雷雨の場合、数時間~半日続き、発雷数が多い。
(発雷頻度が、低ければ短時間で終わり、高ければ長時間になる。)

(3)落雷

・雲放電(雲中での放電)は、落雷(対地放電)と同程度の放電スケール。
夏季の発生比率は、雲放電:落雷=3:1
冬季の発生比率は、雲放電:落雷=1:1、または、落雷の方が多い。

・次の落雷は、前の落雷位置から、0~30Km離れた場所で起こる。
最も頻度が高いのは、3~4km離れた場所。
10km以上離れたところに落ちる確率は、20%もある。(14km以上でも11%。)
(雷鳴の可聴距離は、最長10~14km。)
・次の落雷は、前の落雷が起きてから、0~10分経過後に起きる。
最も頻度が高いのは、15~16秒後だが、0.1秒後にも落雷する。 落雷直後に、「次の落雷がない安全時間」 というものは、存在しない。

・稲妻の経路と雷の落ちる場所
稲妻(直径数cm以下)は、20~50m進んでは一旦止まる。およそ10万分の5秒後に、また20~50m進みむ。稲妻は、このようにステップを踏みながら平均秒速20万mで進んでいく。
稲妻が、地面・建物・木などに落雷する直前の停止位置まで来ると、今度は、落雷場所の地面・建物・木などから、上昇リーダと呼ばれる迎えの放電が発生する。

上から来た稲妻の最終ステップの長さ(20~50m)と、下から伸びていく上昇リーダーの長さの合計を雷撃距離と呼ぶ。雷の電流量に依存する雷撃距離は、20~200mになる確率が98%で、30~200mになる確率が95%である。

雷は、落雷直前の停止位置を中心とし、雷撃距離を半径とする球内に存在する、最も近い物に落ちる。雷は、背の高い物を狙って落ちるわけではない。山の峰や高層建築物など、背の高い物に雷が落ちることが多いのは、稲妻のステップ停止位置とそれらの距離が、雷撃距離以内になる確率が高いためである。 その際、落雷するもの(人体・樹木・建物・ビニール・金属など)の導電性は、無視される。

(4)雷に伴う降水

・降水強度のピークは、落雷頻度のピークの約5分後になる。
雷雲の発達期は上昇気流が激しく、雨は落ちてこられないが、雷は発生している。
降水活動が上昇気流を弱め、積乱雲を弱めるが、雷が弱くなってからもまだ雨は続く。
しかし、雷の危険は降水活動がやむ(=積乱雲の消滅)まで続く。
落雷数が多いほど、雷雨がもたらす降水量は多い。
上昇気流が激しい積乱雲ほど、雲の背は高くなる。
背の高い積乱雲ほど、雷は激しくなり、降水量も多くなる。
・あられ、ひょうは、大きいほど落下速度が速く、危険度が増す。
の大きさは、直径0.1mm~3mm。(落下中に分裂して最大3mm。代表サイズで1mm。)
落下速度は、0.03m/sec(直径0.1mm)~4m/sec(直径1mm)~8m/sec(直径3mm)。
あられ(霰)の大きさは、直径2mm~5mm。
落下速度は、約4m/sec(直径5mm)。
ひょう(雹)の大きさは、直径5mmを超えるもの。大粒で、直径50mm。
落下速度は、約10m/sec(直径10mm)~30m/sec(直径50mm)。

2.雷による人身被害

・落雷による日本での死傷者は、10年間の平均で14.8人。(2000~2009年データ、警察白書より)
死者行方不明者は、年平均3.0人。(同じ10年間。年により、1人~6人の犠牲者)
1960年代には、年間死者行方不明者が50人を越える年もあった。
近年で死者行方不明者が多かったのは、1987年の14人。
日本最悪の雷惨事 1967年の西穂高岳落雷遭難事故(死者11人、負傷者14人)
 [海外での近年の雷惨事: 2011年6月28日 ウガンダ (死者19人、負傷者38人)]
・落雷人身事故1回当たりの平均死傷者数(日本、屋外での落雷事故)  [*訂正2007/6/1]
直撃落雷(事故の57%): 死者0.7人 負傷者1.5人 (被害者中の死者率33%)
側撃事故(事故の30%): 死者0.9人 負傷者3.5人 (被害者中の死者率20%)
(側撃:樹木等に落ちた雷が、木の幹などを離れ、数m以内にいる人の体を通って、地面に
 達する現象。雷は、樹木や岩より、電気の通りやすい人体を流れ道に選ぶ。)
多点落雷(事故の13%): 死者1.0人 負傷者7.5人 (被害者中の死者率12%)
(多点落雷:人体を含む複数の落雷点を生じ、複数の死傷者が出る。
  2010年5月5日には、インドで一度に100頭以上の羊が放牧場で死亡した。)
・落雷による直接死因は、呼吸停止・心拍停止。
人体に雷が落ちた場合、雷の電流の流れ方には、二つのケースがある。
電流のほとんどが、体内に流れ込む。(死亡率高い)
電流のほとんどが、人体表面を通って地面に流れる。(直撃落雷の生存者の大多数)
・落雷による意識喪失や、体のしびれで、転落死・溺死するケースも多い。
海面に落雷した場合、落雷位置から約20m以内にいた人が、死亡・重体になるケースが多い。
  (水中の魚も同様。2008/4/8中国内陸の養魚場で15トン余の魚が落雷死。)

3.雷から身を守るには

(1)雷を知る

雷の性質をこれだけは覚えておく。
(a) 大気が不安定な時に、局地的上昇気流によって、雷雲(積乱雲)が発生する。
(b) 積乱雲がもくもくと成長するのが見えたら、数分後に落雷の危険がある。
(c) 「ゴロゴロ」と雷鳴が、かすかにでも聞こえ始めたら、そこに落雷する危険がある。
(d) 雷は雨が降る前に発生し、落雷する。
(e) 落雷の危険は、雷雲が消滅するまで続く。

(2)予報・注意報に耳を傾ける

雷は、狭い範囲での、短時間の気象現象なので、現在の気象観測体制では、十分な予測が出来ない。しかし、屋外レジャーや屋外作業の前には、雷が発生しやすい気象状況なのか確認しておくだけで、心構えが変わる。
(a) テレビなどの天気予報で、「大気が不安定」との言葉が出れば、雷の発生が予測される。
(b) WS、WNIの雷予報をチェックする。(あおば屋雷のリンク
(c) 気象庁発表の雷注意報をチェックする。(あおば屋雷のリンク)・・・雷注意報の詳細を確認!
雷の予報や注意報は、随時変更・発令・解除され、屋外では十分な確認が不可能。
また、予報は外れることが多く、注意報が雷の発生より遅れることも多々ある。
雷注意報が出ていても、実際に雷が発生するのは、発令地域内のごく一部。

雷注意報が出発前から出ている場合には、逃げ場のほとんど無い登山やハイキング、森林内でのキャンプ、海や川での釣りなどのレジャーは中止する。

(3)雷の接近を知り、事前に避難

雷鳴が聞こえた時には、すでに落雷の危険域に入ってしまっている。
厚い雲で周りが暗くなったり、積乱雲の成長を見つけた時にも、すでに逃げ遅れてしまっている可能性が高い。(人間の経験や五感では、雷の危険域を認識できない。)
激しい雨が降り出してから避難するのは、完全に逃げ遅れ。
屋外でのレジャーや作業で、見通しのきく場所に、天候監視役や無線通信役を配置するのは、無理である。

AMラジオで雷が発する雑音を聞く事が出来るが、最近のラジオは、雷の雑音が出来るだけ入らないように設計されており、役に立たない。また、ラジオでは雷までの距離が分からず、危険度もよく分からない。
雷鳴が聞こえる前に雷雲から避難するには、雷警報器を携帯するしか方法がない。雷警報器で雷雲の接近を知れば、激しい雨に濡れたり、ヒョウに打たれる事もなく、より安全な場所に、あわてずに避難できる。
また、離れた場所の雷雨によって起こる、河川の急増水も予見でき、増水事故も避ける事ができる。

(4)雷に遭遇してしまった時の緊急避難

雷警報器を持っていないため、雷鳴で初めて雷の接近を知り、すでに落雷危険域に入ってしまっている場合には、(5)に示す、少しでも安全な場所に、出来るだけ低い姿勢で避難する。

緊急避難時の心得
・樹木(小枝や葉も含めて)の4m以内に近づかない。木のそばへの避難は、自殺行為。
・雨が降っても、絶対に傘はささない。ピッケルを頭より高く持ち上げない。
(20cmの高さの差が、生死を分ける場合もある。)
・釣り竿、ゴルフクラブなど長い物体は、素材に関わらず、体から離して地面に寝かせる。
・ゴム長靴・ビニールレインコートを身に付けていても、少しも安全にならない。
・金属類は、そのままを身につけておいても雷を引き寄せない。(*1)
身につけた金属類(ヘアピン、アクセサリー、金具付きの服・下着、カメラ、ラジオ、水筒など)に気を払うより、安全度の高い場所に一秒でも早く逃げることが先。
(*1) 金属が雷を引き寄せるため、体からはずす様に言われていたが、全くの誤りであった。落雷時に、人体より電気の流れやすい金属周辺の皮膚に軽度のやけどは負うが、雷の電流の多くが金属に流れる分、人体を流れる電流が減り、生存確率は上がる。
・低い姿勢を取る時は、寝そべらず、両足の間隔を狭くしてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。
(足を広げておくと、落雷時に地面を流れる電流が体を流れ、負傷する。)
・落雷のあと、次の雷が落ちてこない安全時間というものは無い。(*2)
(*2) 雷が落ちた後、雷雲が電気をためるのに10秒かかり、10秒間は雷が落ちないと言われていた。しかし、これは間違いであったことが判明している。
・落雷が起きる直前
地面の電位が大幅に変化するため、「口の中に鉄の味が広がり、髪の毛が逆立ち、空気が静電気を帯びたように皮膚がビリビリと感じる。」との落雷被害者の報告がある。
その際には、その場から出来るだけ安全度の高い場所へ、必ず姿勢を低くして全力で逃げる。

(5)落雷に対して安全な場所と危険な場所 (4段階区分)

(a) 十分安全な場所 (ここに避難する。)
・鉄筋コンクリート建築物・戸建て住宅などの本格的木造建築物

屋外アンテナにつながるテレビや無線機からは、2m以上離れる。
電灯線・電話線と、これにつながるすべての電気器具(家電品・ゲーム機・電灯など)や有線の電話などからは、必ず1m以上離れる。
  (充電器につながっていない携帯電話や、電池駆動の電気器具の使用は安全。)
ガス管・水道管やガス栓・蛇口からは、1m以上離れる。
柱・壁・天井から1m以上離れる。
炊事・洗濯・風呂も、地面に落ちた電流が水道配管などを伝わってくるので禁止。
屋内プールにも立ち入らない。 (プールに雷の電流が入ると、体がしびれ、溺死する。)

ただし、落雷による建築物やテレビの火災の危険が残る。
木造住宅の場合、屋根に落雷して火災が発生し、居住者が焼死や、一酸化炭素中毒死した例がある。夜間の激しい落雷時には、少なくとも1人は起きている必要がある。

すぐ近くに雷が落ちたと思われる際には、建物(屋根・天井裏)や電話、電気器具、電気配線周り(配電盤を含む)を必ず確認する。

鉄筋コンクリート住宅でも、アンテナや電気配線から入った雷が、電気器具や配線周りを燃やし、火災になった事例が多い。

石造りでも窓に雷が落ちると、室内の壁を伝って雷が入り込む場合がある。どのような建物でも壁には近づかない。

また、雷の音だけでショック死した事例が複数あるので、極度に雷が怖い人には、耳栓や電池駆動のCDにつないだヘッドホン等を用いて、雷鳴を軽減する工夫も必要。
・屋根が金属で出来ている自動車・バス・列車・飛行機の中
窓は閉め、車体・ハンドル・電装機器には手を触れない。(手は膝の上。)

自動車は落雷後、火災の危険がある。高速道路走行中に、ラジオのアンテナに落雷したが、運転者は気づかず、トランク内が燃え始めて火災に気づいた事例がある。また、フロントガラス近くに無線機など金属製品があると、雷がガラスを貫通して運転席内に入り込み、火災になった事例がある。某高級外車は、落雷試験を行い、その安全性を売りにしている。

電車の運転席では、負傷の可能性が有る。

現在の飛行機は機体に雷が落ちても、雷を機体の外に流す仕掛けがあるので、内部の乗客に危険はない。また、機体に数mmから数cmの穴があくこともあるが、ほとんどの場合、飛行に支障はない。雷よりも、積乱雲による激しい乱気流(特に著しい下降気流)による墜落や、乗客・乗務員の怪我の方が数段危険。雷と雹によって機体がかなり損傷した例が韓国で発生したが、無事着陸した。
・洞窟
入り口には立たない。内部は暗いので十分注意。また、酸欠・墜落・転倒にも注意が必要。
(b) 比較的安全な場所(100%安全ではない。5%以内の危険性あり。)
・高さ5~30mの物体(樹木、建物、ポール、電線、電柱)の保護範囲
物体から、4m(*3)以上離れる。(コンクリート電柱は、2m以上で十分。)
張り出している葉や小枝からも必ず4m(*3)以上離れる。
物体のてっぺんを見上げる角度(仰角)が45度以上の位置。
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
(*3)昔は2m離れるように言われていた。確かに2m離れれば即死することは無い。しかし、4m離れないと、重傷を負う可能性がある。
・高さ30m以上の物体(高層建築物、アームを伸ばした大型クレーン[除ユニック車]、煙突、送電線の鉄塔)の保護範囲
物体から、4m以上離れる。(送電線の鉄塔は、2m以上で十分。)
張り出している葉や小枝などからも必ず4m以上離れる。)
物体から、30m以内(*4)の位置。(仰角は通用しない。)
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
(*4)昔は高さ20m以上の物体でも45度の保護範囲があると言われていた。電撃距離理論が確立された事により、保護範囲が変更された。避雷針の日本工業規格(JIS A 4201 「建築物等の雷保護」)も2003年に改訂された。(高さ20m以上の建物に旧JIS規格で設置された避雷針では、建物側面への落雷を防ぎきれず、雷害につながる。)
このページでは、JIS A 4201の保護レベルII(保護効率0.95)に対応する、最短の電撃距離を30mとして、保護範囲を設定した。

・橋の下・乾いた窪地や溝
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
但し、河川の増水や雨水の流入でおぼれない確信がある場所。
(c) 安全性が低い場所(危険性は高いが、(d)より危険性は低い。)
・林や森の中では、木がまばらなところ
幹だけでなく、張り出している葉や小枝などからも出来るだけ離れる。
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
・湿った窪地や溝
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
但し、雨水の流入でおぼれない確信がある場所。
・避雷針設備のない山小屋・トタン屋根の仮小屋・あずまや
柱や壁から出来るだけ離れる。(柱や壁にもたれていて死亡した例が多い。)
姿勢を低くする。(両足を揃えてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。)
(d) 危険な場所 (即座に離れ、(a~c)に腰をかがめて出来るだけ低い姿勢で移動する。)
周囲への落雷が激しく、逃げられない時は、その場で両足を揃えてしゃがみ、目を閉じ、指で両耳穴をふさぐ。
(寝そべると、近くに雷が落ちた時に、地面を伝わる雷でケガをする。)
・高さ5m未満の物体(樹木・岩など)の周囲
保護範囲が無く、かえって危険。(側撃雷による死亡事故が多い。)
・高さ5~30mの物体(樹木、建物、ポール、電線、電柱)の保護範囲外
物体から4m未満の位置 (側撃雷による死亡事故が多い。)
物体のてっぺんを見上げる角度が45度未満
・高さ30m以上の物体(高層建築物、クレーン、煙突、高圧鉄塔)の保護範囲外
物体から4m未満の位置。 (側撃雷による死亡事故のが多い。)
物体から、30m以上離れた位置。
・林や森の中 (林や森の入り口付近も同様)
木の高さがわからず、保護範囲を目測するのが不可能。
葉や小枝を含むすべての樹木から4m以上離れるのが不可能。
(2m以上離れれば、死亡に至る確率は低い。)
・テントの中、ビーチパラソルの下
平地で、姿勢を低くしている時より危険。
ポールに落雷し、側撃雷が襲う。
樹木の間に張ったビニールシートの下で雨宿りは、厳禁。
・屋根が布またはビニール製ほろで出来ている自動車・列車
オープンカー、ゴルフ場のカート、ほろで覆ったトラックの荷台は危険。
・自転車・オートバイ
特に、雷雨の中、堤防上の道や農道を走行するのは、自殺行為。
市街地では、電線の下を通れば危険性は減るが、その下だけの走行は出来ない。
激しい雨も降るので、早めに降りて避難する。
・開けたところ
山頂、尾根、堤防の上、河川敷、田畑、
海岸・海上・湖上(水泳・サーフィン・ボート・水上オートバイ、避雷針のないヨット・漁船)
グランド、テニスコート、ゴルフ場、屋外プール、屋根のない観客席

(6)避難の解除

雷警報器がある場合、雷鳴が聞こえなくなっても、ストライクアラートで雷の危険が去ったことを確認してから、避難場所からの移動を開始する。

雷警報器がない場合は、雷鳴が聞こえなくなり、雷光が見えなくなってから、30分以上経過してから、避難場所からの移動を開始する。

4.雷被害者の救助

落雷の被害者は電気をためておらず、救護者が手を触れても感電しない。
(2005/7/31の落雷事故の際、被害者に触れたらビリビリ来たとの報道があったが、触れた救護者本人が、小さな落雷を受けていたため、既に手がしびれていた可能性が強い。
電線などによる感電事故の際には、電線などを被害者から離さないと救護者も感電する。)
落雷で動けなくなった人が出たら、
(1)真っ先に、脈拍と呼吸を調べる。

(2)脈拍と呼吸が止まっている場合
絶対、諦めてはいけない。日本で、四人以上も生き返っている。
直ちに心肺蘇生法(日本赤十字社冊子)を実施する。(救急車の到着を待つ余裕はない。)
(心臓マッサージと人工呼吸を交互に繰り返す。)
心肺蘇生で一番蘇生しやすいのが、雷に撃たれた時であることを憶えておく。
(3)脈拍と呼吸があっても意識を失っている場合
肩の下に高さ10cmくらいのものを当てて頭を下げて
気道を確保した上で救急車の到着を待つ。
(4)意識がある場合
鼓膜が破けて耳が聞こえない場合がある。
被害者がパニックに陥らないよう落ち着かせて、救急車の到着を待つ。
(5)体にやけどを見つけた場合
水で冷やす方がベターだが、容易に直る軽度のやけど。
水がなければ、冷やす事にこだわる必要はない。

本ページは、主に以下の本を参考にさせて頂きました。ご一読をお勧めします。
「雷から身を守るには --安全対策Q&A-- 改訂版」 日本大気電気学会編
「雷と雷雲の科学 --雷から身を守るには--」 北川信一郎著
「雷雨とメソ気象」 大野久雄著


   

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